西川嘉廣さん
西川嘉右衛門商店会長

 
第105回

西の湖宝さがし<その2>

2004年4月29日 菱川貞義

 いつも西の湖のイベントに参加していただいている、プティローズのみなさんによるヨシ工作、菊井さんのヨシ笛ミニコンサート、奥田さんの舟で行く西の湖探険は、ヨシにとって大きな支えになっています。

 そして、もうひとつ、

はるばる九州から毎回、ヨシペン画のおもしろさを教えてくださっているのが、諸藤浩之先生です。ヨシペン画の会場は、メイン会場から少しはなれたところにあったのですが、今回の一番人気の催しになったみたいです。
 ぼくもヨシペンは大好きなのでとなりの方をこっそり描いていたら、なんと!諸藤先生がぼくの似顔絵を描いてくれました。似顔絵を描くことはあっても、似顔絵を描いてもらったのははじめてです。ほかの参加者も熱心に描いていました。次々と作品が生まれていく…これがヨシペンの魅力のひとつです。
 どうです?みんな魅力あるでしょ。どれも自分を表現できていておもしろいでしょ?
 これは諸藤先生が今日のメイン会場の様子をスケッチされたものです。
 先生の著書「葦ペンスケッチのすすめ」を手に「似顔絵を描いてください」という参加者の要望に、楽しそうにペンをすすめている諸藤先生の表情を見ていると、ほんとうに絵が好きなんだな、とうれしくなりました。
 子どもたちも集中しています。その絵をのぞく大人も集中しています。似顔絵を描いている諸藤先生の手元を子どもたちの視線もたくさん集中しています。

 朝からはじまった「西の湖 宝さがし」は、今年もなんだかあっという間に終わり、日が暮れてきました。西の湖は今日参加した人たちに何を思っているのでしょうか?

 いろんな思いが巡りますが、ともかく、もっともっと、西の湖をみつめてみよう!と感じました。

(つづく)