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西川嘉廣さん 西川嘉右衛門商店会長 |
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ヨシ博物館とは?![]() |
第149回 | ヨシで卒業制作 |
2006年2月23日 菱川貞義 |
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ヨシプロジェクトのメンバーが大学の卒業制作のテーマに“ヨシ”を選び、ヨシ商品の開発や質の高いパッケージデザインが完成した、との情報を入手し、京都市美術館に行ってきました。 |
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そこには、京都嵯峨芸術大学の教授でもあり、ヨシプロジェクトのアドバイザーでもある金氏先生やプロジェクトメンバーの学生たちがいました。 |
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この作品群は澤本さんの卒業制作です。友人の辻井さんにも手伝ってもらったそうです。 ロゴやマーク、キャラクターも昨年の作品に比べると、ずいぶん成長していました。 ヨシの釉薬を用いて焼いたお湯のみ(中村幸三さん作)もあったりして、バラエティゆたかな展示になっています。 ヨシ茶、ヨシせんべい、ヨシだんご、ヨシちまき、ヨシおこわ、、 |
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それから、袋やキャラクターも展示されています。パネルに制作者の思いが書かれていましたので少し紹介します。 | |
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西の湖に生息するヨシ(葦)を活用して商品を作る研究をする「ヨシ商品開発プロジェクト」に私が参加したのが三年前だ。このプロジェクトは、市民が研究員となり、環境とくらしのよりよいあり方を学び、“まちづくり”“ひとづくり”を進めることを目的とする「びわこ市民研究所」でのプロジェクトである。 最初は、先輩がしていた研究を引き継いで、ヨシの青葉を揉んだり、煎ったりして茶葉を作る研究をしていた。このプロジェクトでは、様々な事業に取り組んでいる人たちが集うイベントに参加する機会があり、そこで自分よりももっと本格的に商品の研究をしている人がいることを知った。2004年11月に大学の教授を通じて私たちに、安土町商工会の「女性部よしきりの会」の方が研究されている、ヨシを利用した食品を販売するためのパッケージデザインをしてほしいという依頼があった。数ヶ月後のイベントで、デザインしたパッケージを一般の方に発表し、アンケートを行い評価やアドバイスを得た。 卒業制作では、この評価やアドバイス、反省を活かし、ヨシ商品を研究している人たちの想い、歴史、自然、西の湖の情景をどのように表現するかを研究し、もう一度自分自身でパッケージ、ロゴ、マークなどのエレメント、キャラクターのデザインをし、「よしきりの会」の方に提案しようと考えた。 |
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また、仙波さんはヨシプロジェクトをきっかけに、卒論を発表しました。 |
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「環境保全型観光活動」というユニークな概念で、環境を美しくしながら楽しむ観光を具体案も含めて提案しています。 澤本さんも仙波さんも「ヨシ商品開発プロジェクト」市民研究室で何か記事を書いてくれる予定です。 |
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(つづく) |