西川嘉廣さん
西川嘉右衛門商店会長

 
 
  ヨシ博物館とは? 
第150回

ヨシ刈りに馬が参加した<その1>

2006年3月9日 菱川貞義
 2月11日(土・祝)は毎年恒例のヨシ刈りボランティア・オープニングイベント「西の湖・宝さがし」の日です。朝はやくから人が次から次へと集まってきました。ヨシ原はかなり寒く雪が残っていました。

 しかし、人がいっぱいになった会場は熱気であふれています。

 ずーっとヨシ刈りボランティアを主宰されてきた竹田勝博さんがヨシ原の大切さ、ヨシ刈りの重要性を訴えられました。以前から体調がすぐれないなか休まず続けてこられた竹田さんですが、残念ながら今年いっぱいでご自身は退かれるそうです。

 しかし、ヨシ刈りボランティアは引き続き東近江水環境自治協議会が続けることになっていることも発表されました。

 そして、お待ちかねのヨシ刈りがはじまりました。

 なんと、鎌の数が足りなくて一時的にヨシ刈りができない人が出ました。今年の参加者は300人を軽く超しているそうです。

 少し離れたところでは、プロの方がひとりでズンズン刈っておられました。

 朝から忙しく用事のあった奥田さんも駆けつけましたが、
「奥田さん、はやくしないと刈るところがなくなってしまいますよ」

 あれ、ヨシ原に馬が入ってきました。

 たちまち、ヨシ刈りをしていた人たちがどんどん馬のところに集まってきました。

 馬がヨシ原で生活したらよろこぶだろうな、と思った人たちがちょっと試しに馬を連れてきたのでした。
「ヨシ原に馬は似合うでしょうか」
「うん、似合う似合う」

「うれしい風景・かなしい風景」の写真もご覧ください。
(つづく)