西川嘉廣さん
西川嘉右衛門商店会長

第52回

ヨシ博士、沖島へ渡る

2002年8月8日 菱川貞義
 みんなが「きっと沈む」と予想しながら、ヨシ博士がひとり「浮くはずだ」といっていたヨシ舟が無事に浮いたのをきっかけに、「ヨシ舟で沖島へ渡ろう」という、またまた無謀なイベントが東近江水環境自治協議会により計画されています。
 
 8月10日(土)に実施されるイベント「沖島里湖(おきしまさとうみ)ものがたり」は、ヨシ舟で宮ケ浜から沖島へ渡るのをメインに、藤原のり子さん(武庫川女子大音楽部声楽科教授・二期会会員・ソプラノ)による水とヨシにちなんだ日本歌曲と語りや、ミニ・フォーラム「さとうみものがたり」などが催される予定です。
 
 イベントを前に、ヨシ博士と藤原のり子さんたちが8月1日(木)に会場の下見に沖島を訪れました。
 
 西川さんにとって沖島は地元なんですが、島を訪れるのは今回がはじめてなんだそうです。
 
<宮ケ浜です。向こうに見える島が沖島です。>
 堀切港から沖島へ向けて出発。
 藤原のり子さんも、いっしょに来られた大谷大学の村井先生もはじめての沖島へ到着です。
 
 丹波さんもいっしょです。
 ここが会場となる沖島小学校です。
 教頭の中原忠雄先生にお会いしました。
 
西川さん
「いま生徒数は?」
 
中原さん
「5人です。2年、3年、4年、5年、6年が1名ずつです。」
 
 1年生がいないんですか。
 
今年は入学式ができなかったんです。でも来年は2人入ります。
 
西川さん
「先生の数は?」
 
中原さん
「多いです。調理士さん、用務員さんを入れて9名います。」
 
 いかにも日本で唯一の湖にある島の小学校という感じですね。
 歌と語りが行われる講堂です。藤原さんも気に入られたようです。
 
 当日のイベントが楽しみです。
小学校から港までののどかな帰り道をみなさんといっしょに体験しましょう。
 島にはコンビニが1軒もありません。きっと、これからもずっとこの島にはコンビニは似合わないでしょう。
 
 沖島での滞在時間はたった2時間弱でしたが、とても楽しく貴重な時間を過ごしました。
 
 (次回につづく)
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