2002年1月24日 百木一朗
大型風車が見る夢 第1回
巨大な風車
 びわこに昨年、大型風車が出現しました。
場所は草津市の烏丸(からすま)半島ですが、対岸からもよく見えるため、ほかの町でも
「今日はあの風車、よく回っているね」とか「風車が止まっている。どうしたんだろう」と話題になっているようです。
風車を説明する表示板

 風車は草津市立水生植物公園「みずの森」に立っていて、この風車の発電により、「みずの森」で使う電力をほぼまかなうことができます。

表示は左が現在の風速(m / s)、右上は現在の発電量(kw)右下は総発電電力量(MWH)
 愛称は「くさつ夢風車」。
クリーンなエネルギーが広まる夢をもっています。

 「みずの森」の電源には、風が弱く発電が充分でないときは、電力会社からの電力を併用し、逆に風が強いときは、余剰分を電力会社に売電することができる。


   風車はドイツ製で、非常に高性能なものですが、年間を通して強風が得られる場所ではないために「発電所」としての全力を出しきれないのも事実です。
 
(つづく)

●烏丸半島には、水生植物公園「みずの森」のほか、県立琵琶湖博物館やUNEP(国際環境技術センター )と、びわこと環境に関する施設が集まっています。
●くさつ夢風車へ行くには →びわこマップを参照
●草津市立水生植物公園「みずの森」
JR東海道線 草津駅西口発、近江鉄道バス「烏丸半島」行き乗車、「みずの森」下車。(約25分)
・開園時間:9:00AM〜4:30PM(ハスの開花時期など季節により変わります)
・休園:毎週月曜日(月曜が休日の場合はその翌日)
・入園料金:大人300円 
・tel: (077)568-2332
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