2001年12月20日 百木一朗
少し「あたりまえ」に近づいた 
- 洗剤ゼロコースつき洗濯機 -
 第1回
 外からは見えないが、矢印のあたりに電解水をつくる装置が入っている


 今年の夏、三洋電機(株)が発売した「洗剤が要らない洗濯機」は、ずいぶん話題になりました。電解水を利用して洗います。

 今の時代ですから、一般の人々も「そんな物を作ると洗剤メーカーが困るんじゃないか」と思ったようです。

 

 洗剤ゼロコース ボタン

 しかし、三洋電機も懸命に説明しているように「要らない」のではなく、かるい汚れは、洗剤0(ゼロ)コースで洗える。ひどい汚れは今までと同じ、洗剤を使った標準コース。これを使い分けしてもらおうという製品なのだ。


 襟・袖のこびりついた汚れや、機械油、泥などの汚れは、洗剤ゼロコースでは無理。
「えりアカ汚れなどは落ちないと、はじめからご説明しています」

 この製品はどのようにして開発されたのか? 消費者の反応はどうなのだろうか?

 

 

 この世界初の洗濯機は、びわこのほとりで開発された。大津市瀬田にある三洋電機(株)ホーム・アプライアンスカンパニー 商品開発センターを訪ねて話を伺ってきました。

(つづく)

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