2001年12月27日 百木一朗
少し「あたりまえ」に近づいた 
- 洗剤ゼロコースつき洗濯機 -
 第2回
 洗剤ゼロコースについて確かめたい、と言って来る消費者グループが多い


 三洋電機(株)で話を聞く。
「たくさんの消費者グループがここへ来られます。先日もあるグループがおいでになりました」
と同社環境管理課の高橋課長。

 テストをしたいとの事で、布に焼き肉のタレなど汚れを付けた、同じものを4枚持って来られました。
一枚は従来のように洗剤で洗う。一枚は洗剤ゼロコースで洗う。もう一枚は普通の水だけで洗う。一枚は比較のため、洗わないで置いておく。

そのとおり、洗濯機を回しました。



 電解水をつくる装置。洗いの場合もすすぎの場合も槽の中の水を直接電解する。


「満足して帰っていただけたようです」

 消費者の関心は高い。なぜか。
実は今までから、アトピーの人ほか皮膚の弱い人や乳幼児のいる家庭では、洗剤を入れずに洗っていた例が少なくない。できるだけ洗剤を使いたくない。そのために、汚れの少ないものと多いものを分けるなどが行われていた、ようなのです。

 


 これがその装置。展示説明用カットモデルでの写真です。
 また、洗剤の排水をあまり多く流したくないという気持ちもあったでしょう。

 

 

 そこへこの洗濯機が出て、水でより良く洗えるならと(製品価格は割高なのだが)注目された。

(つづく)

Copyright (C)2001 Biwako Shimin Kenkyusho all rights reserved