2002年3月7日 百木一朗
ヨシ紙がヨシ 第3回
ヨシ紙作り手順の続きです。
写真を追ってご覧ください。
そして、やや薄い液でもう一度すくう。このとき、多くすくいすぎて、もみじがあまり見えなくなった。ちょっと失敗かな。
いよいよ、ワクをはずします。
ヨシ紙について、鳥飼さんは語ります
「これでそんなに立派な紙が作れるわけではないんですが。そのときこども達にヨシの大切さをお話しするんです」

「その話もヨシ紙作りも、皆はやがて忘れてしまうかもしれない」
水をまだ含んでいるのでこんなに分厚い
「でも、手漉き紙の話題が出たりした時に、ヨシや環境のことを、ちょっとでも思い出してもらえれば。それでいいかなぁ、という思いでやっています」
小学生のヨシ紙教室
(大津市パンフレットより)
「僕らはヨシ紙を『環境が見える紙』と言っているんですよ」
水を絞る。絞る押さえ板も発砲スチロールの手作りです。
ちょっと紙らしく見えてきました。

(つづく)

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