第1回
 
2003年11月20日 ゆうこ

<その1>

 大津市明日都浜大津ガス灯広場で、10月19日より毎月第3日曜開催の、こだわり朝市が始まりました。県内各地から、こだわりのある商品がぞくぞく集まってくるそうです。
 
 朝市での買い物はとてもワクワクする。思い起こせば、旅先でもいろんな朝市や日曜市へ出掛けるのはとっても楽しかった。そこには、その土地に暮らす人達の生活や食文化に触れあうことができるからだ。
 
「わあ、おいしそう!これは何だろう?でもどうやって食べるのかな?」
 
 お店の人に尋ねてみる。と、方言まじりの話し方が、人柄がにじみ出ていて、やさしかったり、心地よかったり。その会話が楽しけりゃ楽しいほど、これもGETしておこう!と、ついつい買い物袋がいっぱいになってしまう。
 
 何気なく通り過ぎてしまっていた商品も、こだわって苦労して作ってくださった話や、商品に対する熱のこもった話を聞かせていただくと、その商品が“しゃん”と存在感のある貴重品に見えてきたりするので、また買ってしまう。
 
 そうして、お店の人との会話にも充分心は満たされて、朝市はやめられないのだと自覚している。
 
 さて、浜大津ではどんな“こだわり”に出会えるのかレポートします。


「安土町生活改善グループ
工房・安土夢(あんどーむ)/嶋川千代子さん、間宮愛子さん」

「どうぞ、食べてみて。」

親しみのこもった笑顔ですすめてくださったものは、まるごと彩菜(せんべい)です。

「口に入れていただきますとね、サクサクサクサクっとした感じがしますしね。食べていただいて、しばらくしましたらね、ほーっと。あっこれはじゃがいもやなぁ?あっこれは人参やなぁ?ってわかるんです」
 

「80%がお野菜ですのでね、10種類ほどあるんですが、それぞれに1つ1つ味が違うんです」

「使っているお野菜は、自分達の畑で、自分達が作った安全・安心な余剰野菜ですし、添加物なども使っておりません。ですから、赤ちゃんからお年寄りまで自身をもって召しあがっていただけるんです」

 

 安土町の工房・安土夢 におじゃましました。

 嶋川さんの旧宅の台所で、なんだかとっても楽しそうにわきあいあいと1枚1枚ていねいに手作りされていました。

 お母さん達のこのあたたかさとやさしさがおせんべい“まるごと彩菜”の味になっているんですね。

 家に帰って“ほっ”と一息。まるごと彩菜を食べていたら、ふと、嶋川さん達のあの笑顔が浮かんできました。来月も買おう。

 11月16日(日)の第2回浜大津こだわり朝市では、嶋川さんたちと交代で、林綾子さんと井上富美子さんの新しい顔と出会えました。

大津市比叡平/エコロはるちゃんのハーブと野草茶

 続きましては、エコロはるちゃんこと岡田治子さんです。ご紹介いただくのはなんといってもこだわりの野草茶です

「お茶の中身の商品は、ほとんど無農薬で、ウーロン茶はウーロン茶で、現地で選んで選んで輸入しまして、麦は麦で、黒豆は黒豆で、ありとあらゆる麦を、ありとあらゆる黒豆を全部調べたんです」

「この中に入ってる麦は、普通の麦とは形が違うぺったんこの麦が入ってるんですけど、これは実は滋賀県で作ってるんです。でも滋賀県の人でも手に入らない貴重品をうちで仕入れることができまして、この中に入ってるんです」

「黒豆だけでも2種類入っていて、これは大阪でおじいさんが何時間もかけて手で炒っている丹波の黒豆なんです」

「熊笹もどこにでもあるようだけれども、この中に入っている花背の熊笹はちょっと違うんですわ」

と岡田さんが1つ1つ吟味して絶妙のバランスでブレンドしてできたのが、この野草茶なのだそうです。

 お茶の近くに、“口コミで1万本打ったお茶!!”と言う文字が目に入りました。

 美味しいといううわさが広がり今では全国に愛飲者がいるそうです。美味しい上にダイエットやいろんなうれしい効果があるようです。まさにこだわり朝市にぴったりの商品ですよね。


(つづく)