西川嘉廣さん
西川嘉右衛門商店会長

 
 
  ヨシ博物館とは? 
第137回

ヨシに魅せられた男

2005年8月25日 菱川貞義

 8月4日(木)、2日の火曜日からはじまった「浜大津サマーフェスタ2005」にイベントへの参加を頼まれて、東近江水環境自治協議会が大津港までやってきました。

 イベントでは、子どもたちにヨシ舟づくりにチャレンジしてもらおう、ということで、 西の湖からヨシ舟づくりの道具を運んできました。

 これはなかなかできない体験です。ちゃんと人が乗れる本格的な舟を自分たちの力でつくれるなんて、すごくおもしろいです。完成したヨシ舟でびわ湖に航海にでかけたりしたら、さらにヨシを身近に感じられます。このイベントでもヨシ舟の体験航海もするそうです。

 東近江水環境自治協議会のメンバーも舟づくりを手伝っています。西川会長をはじめ、丹波さん、重野さん、堤さんたちも顔をそろえています。ミシガンをバックにしたヨシ舟も様になっています。

 奥田さんもおられました。安土でつくられている古代米も販売していました。

 完成したヨシ舟にみんなで乗船して記念写真を撮っていたのですが、思わずこちらもカメラを向けていました。なんだか、みんなの顔が誇らしげだったからです。

 いつの間にか、西川さんたち4人が近くの建物に入っていきました。そこには、ヨシに魅せられた男性がひとり待っていました。

 実はこの人物、昨年のクリスマスイブに淡路島の牧場で出会った宗接さんです。

 あのとき、みんなで馬に乗ったりしたのですが、なにやら、今度はみんなでヨシ原に入ることになりました。

 ヨシ舟に乗る・・馬に乗る・・、よくわかりませんが、ぼくもその話にのって、みなさんとヨシ原を散策することにしました。なんだか、ヨシの周辺がさらにおもしろくなりそうです。

(つづく)