西川嘉廣さん
西川嘉右衛門商店会長

 
 
  ヨシ博物館とは? 
第143回

ヨシ商品がバージョンアップ<その1>

2005年11月24日 菱川貞義

 11月6日(日)、安土町商工会よしきりの会が改良に改良を重ねたヨシ商品を中心に、東近江水環境自治協議会は今年も安土の「ふるさとふれあい秋まつり」に出店しました。当日はあいにくの雨で、イベントとしてはつらいところですが、意外に会場にはたくさんの人が朝はやくから集まっています。

 大きな駐車場もすぐに満車となり、路上駐車も目立ってきました。東近江水環境自治協議会のブースも盛りだくさんの演出で目立っています。

 アート作品あり、古代米あり、ヨシ工作あり、すべてに共通しているのは「西の湖への思い」です。

 やっぱり、ヨシ工作は楽しいです。みなさん、ついつい夢中になってつくっています。となりで元気にヨシ商品を販売しているのが、安土町商工会よしきりの会のみなさんです。ヨシ商品のバージョンアップとともに、メンバーの元気さもバージョンアップしている感じです。

 道行く人にヨシ茶をふるまっているのは、ご存知、京都嵯峨芸大のヨシプロジェクトのメンバーです。傘と買い物袋で両手がふさがっている人も、「ヨシ茶」と聞けば、「飲んでみたい」と思うのが人情です。

「どんな味なんだろう」
「うん、おいしい!」

 ヨシプロジェクトのひとりは、卒業制作のテーマに西の湖のヨシを選んだそうです。

 その学生は、制作にあたり、安土町商工会よしきりの会のメンバーや、丹波さん、重野さんたちから、ヨシ商品のことや、西の湖やヨシに対する思いなどを直接聞くのが目的でやってきたそうです。

 現場の空気に触れてから制作するのですから、なんだか期待できそうです。

 ヨシせんべいには新しい仲間が増えていました。ヨシゼリーのラベルにはヨシプロジェクトが開発したヨシキャラクターがあしらわれています。よしちまき、よしだんごも質が向上しました。

 待望のヨシ茶も、まずは緑茶や玄米茶とのブレンドからスタートしていました。ぼくとしては、なんといってもヨシ茶100%の商品がはやく出てきてほしいです。

(つづく)