![]() |
![]() |
第91回 |
2006年2月9日 菱川貞義
|
昔の遊び通じ高齢者と交流 宇治・大開小 おはじきなど教わる 子どもと高齢者が昔の遊びを通して交流する授業が31日、京都府宇治市の大開小であった。児童らは、普段はなじみのない、おはじきやお手玉などを教わり、元気いっぱいに遊んだ。 地元の城南荘喜老会のメンバー24人がボランティア・ティーチャーとして参加。1年生約100人に紙飛行機の作り方やけん玉、ゴム鉄砲など9種類の遊びを、手を取って教えた。 子どもとおばあさんがひざを付き合わせて、おはじきやあやとりをした。おじいさんたちに励まされ、こまを手のひらの上で回そうと夢中になったり、飛ばした紙飛行機を追いかける子もいて、体育館に歓声が響いた。 <京都新聞:2006年1月31日> 人間は体で考えたり、体で遊んだりするのが基本です。そうすれば、頭で考えるのもおもしろくなります。まず、頭を鍛えようとするとしんどくなります。 「こどもエコクラブ」活動広がれ 滋賀県が来年度から「サミット」 地域の環境活動に取り組む「こどもエコクラブ」の拡大を目指し、滋賀県は来年度から年1回、クラブの活動内容を発表する「淡海こどもエコクラブサミット」を開催する。県は2007年度までに全市町でクラブ設立を目指しており、県環境学習支援センター(草津市)は「各クラブは、ほかのクラブも参考に活動の幅を広げてもらえれば」と期待している。 エコクラブは、小中学生を対象に、河川の生物調査や清掃活動などを通じて環境保全の意識を育てようと、環境省が1995年に設置を呼び掛けた。県内では現在、11市町で小中校のクラスや地域ごとに計144クラブがあり、約3700人が登録している。 しかし、県内ではクラブ間で交流したり、活動内容を披露する機会があまりなく、活動が定着しにくい状況にあったという。このため、各クラブが情報の共有化を図るとともに、励みになればと、開催を決めた。同センターでは、年2回の機関誌の発行や指導者研修会にも取り組む。また、広い視点で環境に関心を持ってもらえるように、琵琶湖の湖上学習や森林の間伐体験ができる機会も設けていくという。 <京都新聞:2006年2月3日> 発表もいいけど、もっともっと動き回りましょう。決して発表のために動くのではないですよ。 環境に優しい紙いす作り 長岡京・大阪成蹊 ワークショップで市民 大阪成蹊大芸術学部綜合芸術センターは4日、ワークショップ「紙で椅子(いす)をつくろう」を京都府長岡京市の同学部で開いた。1月末に同学部内で始まった京都市立芸術大名誉教授の中村隆一さんの展覧会「ペーパーチェアー」に合わせた試みで、高校生から社会人までの30人が市内外から参加し、中村さんデザインの紙製いすを制作した。 材料は、厚さ0・7−2ミリの板紙(縦110センチ、横80センチ)3枚と色紙を使った。学生に手伝ってもらいながら、折り紙を折るようにして、約1時間で全員が完成させた。相楽郡和束町の池尻道彦さん(58)は「平面の紙から立体的ないすが作れるとは」と驚いていた。 指導した同学部造形芸術センター職員の山口重信さんは「紙製だが重さ100キロぐらいまで耐えられる。紙はリサイクルができて、環境に優しい。コストも抑えられ、現代社会に合った素材だ」と話していた。 <京都新聞:2006年2月5日> 紙ってすごい。というか、わたしたちは「どうせ紙なんだから」と思い込んでいないでしょうか。紙で人間が乗れる飛行機がつくれたり、紙もいろいろ試行錯誤すれば、まだまだすごいことがありそうです。 |