| 西川嘉廣さん 西川嘉右衛門商店会長 |
|
|
|
| 第16回 |
スーパーおいそが氏のヨシ博士
|
| 2001年11月22日 菱川貞義 |
| 西川さんは忍術使いにちがいありません。忍者で有名な甲賀の里もそう遠くないし。 だって、西川さんのスケジュールを聞くといつも、 「いまスケジュールはずーっと真っ黒けなんや。」 「あれに、これに、それと、あれと......。」 |
![]() |
|
|
![]() |
![]() |
|
|
![]() |
|
西川さんに、『ヨシの研究プロジェクトを学生にやってもらおうと、金氏さんと百木さんが京都嵯峨芸術大学の学生に声をかけているところです。』と報告すると、 (次回につづく) |
|
|
| 金氏さんの論文『葦のデザイン』を今週も紹介します。 <現在までに提案してきた主なデザイン(続き)> ●タピストリー 透ける素材に穂付きのヨシを縫い込んだデザイン。およびヨシとヨシ紙を組み合わせたユニットを連続させたタピストリー。ヨシを布や和紙と組み合わせてモダンな和風のイメージにしている。 |
![]() |
デザイン/道窪生子 |
| ●パッケージ 段ボールの側面の孔に細いヨシを差し込み、ヨシの隙間を活かしたデザイン。キャンディのパッケージなど様々な応用が考えられる。段ボールとヨシの組み合わせは、パッケージのほかにも発展性がある。 |
|
|
デザイン/森田眞理 |
●アクセサリー 高品質のヨシの端材を活用するデザイン。端を焦がし、その色をアクセントにしている。ヨシの色艶を活かしてビーズ、木、皮紐、石など他の素材を組み合わせて様々なデザインが展開できることが確かめられた。 |
![]() |
デザイン/金氏ほか |
| ●生活用品 ヨシを身近な生活用品に利用したデザイン。葦ペン、インセンススタンド、コースターなど、特別な技術や道具を使わないで誰もが工夫し制作できるよう考えている。工作教材にも発展させることができる。 |
![]() |
デザイン/山田育宏、山田るみ |
| ●ヨシ紙のクラフト ヨシで漉いた和紙にヨシから抽出した染料などで草木染めをしたデザイン。扇子、団扇、絵はがきなど幅広く応用できる。今回の提案の中で最も商品性の高いデザインである。 ●グラフィックデザイン レターセットやペーパーバッグなどに葦のイメージを取り入れたデザイン。今回は、ロゴタイプデザインを中心に展開しているが、植物の紋様や、ヨシ群落をモチーフにしたパターンの開発など様々な展開が可能である。 ●絵本 琵琶湖の環境やヨシについてやさしく学習できる絵本。大津市の小学校のいくつかで既に教材として使われ始めている。 |
![]() |
デザイン/釜田聡 |
| ●教材の開発 大阪市内の児童館でヨシ笛工作教室を開催した。その後、小学校の先生方との研究会をもち、教材としてのヨシの適性を検討している。年齢等にあわせて工作の程度を工夫する必要があるが、笛に限らず様々な工作教材の可能性がみえてきた。 また、ヨシを手掛かりにした環境教材についてのテキスト制作という新しいテーマも出てきている。 西川さんの論文とともにヨシの情報を「びわこ図鑑」の中でもまとめていきたいです。 |
|
|
Copyright (C)2001 Biwako
Shimin Kenkyusho all rights reserved
|
|||