西川嘉廣さん
西川嘉右衛門商店会長

第49回

なんでもヨシ

2002年7月18日 菱川貞義
 村井先生も子どものこととなると一生懸命です。
 
村井さん
「それと、みんなが全員やらなければならないということもないと思うんです。そのことを大事にしながら、でもいろんなとっかかりがあれば、そこから広がっていくと思うし。」
 
「いままでは、一方的に『これをしましょう』だったけど。これからは小テーマをいくつかもっておいてかかわっていくほうがいいかなと、去年からそんなふうに話し合っているんです。」

 
 村井さん、びわこ市民研究所のことをちょっと聞いてください。そして何か役に立ちそうだと思ったら、どんどん利用してください。
 
村井さん
「なんか、“環境”だと思っていましたけど、すごく広そうなので、総合教育だけでなく、学校でやってる活動すべてが、びわこ市民研究所にあてはまりそうですね。」
 
 
 そうです。“環境とくらし”ですから。
 
「びわこ市民研究所を子どもたちの発表の場と考えてもいいわけですか。」
 
西川さん
「インターネットだから全世界に発表できます。」
 
 
 そうですね。そう考えると、いずれ外国語版もつくらないとダメですね。
 
「ぼくの子どもはアメリカにいるんだが、びわこ市民研究所を毎週水曜日に、ぼくより先にアメリカで見ている。だけど、まわりの者は日本人じゃないので読めない。」
 
村井さん
「子どもが自分たちで発信できたらいいですね。子どもたちとそういう話し合いになっていけば、そのときにまた連絡させていただきます。」
 
 
 村井先生とお別れしたあと、ヨシ博士と、大津市の鳥飼さんのことが話題になりました。
 
 鳥飼さんも小学校を中心に、ヨシを題材とした環境教育を広げておられますね。ヨシネットワークでも活躍されていますし。
 
 
西川さん
「鳥飼さんは型破り。ヨシネットワークは鳥飼さんがきりもみしている。ぼくはそこの会長にいつの間にかなっていた。あの人には出世のための物差しはないんじゃないかな。まず自分が楽しめるかどうかでやってはる。労をいとわないから、鳥飼さんの私生活が心配。きっと家族が大変。とても家族サービスはムリだろうな。」
 
 (次回につづく)

ヨシ舟づくり
 2002年6月30日(日)にヨシ舟の2回目の試作が行われました。またまた、丹波さんからいただいたメールを転載してしまいます。
 
 
 昨日は、天候が思わしくない中、大勢のみなさまにお集まりいただき、各地から集まっていただいた見知らぬ人達が、ひとつの目的に向かって汗を流し、共に遊ぶ事が出来た事がとてもすばらしく、心よりお礼申し上げます。
 
 とくに、若い人達が懸命になつて縄の結び方を習い、力をこめてヨシをしばり、舟を組み上げて行く姿を拝見していますと、日本の将来に新たな希望が湧く想いがいたしました。組み上げるや否や西の湖にひつぱりだし進水式を行った後、多くの人にヨシ舟に乗って
いただいて舟遊びが出来た事も楽しい出来事でした。
 
 昼休みに皆さんの参加を得て「三方ヨシヤ丸」書き、読むときは「三方ヨシャ丸」と読んでいただく舟名も決まりました。6月2日に造ったのを第1号に、今回造ったゴンドラスタイルの大きい方を第2号に、カヌースタイルの方を第3号にいたしました。
 
 3日後の7月3日に奥田さんと会うことがあり、できあがったヨシ舟を見せていただきました。
 
 ヨシ舟に乗った奥田さんは、まるで少年のようです。
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