西川嘉廣さん
西川嘉右衛門商店会長

第50回

ヨシをよしとするゆるやかな
ネットワークづくりに向けて

2002年7月25日 菱川貞義
 2002年6月8日(土)、ヨシ博士のご自宅をメイン会場に、「ヨシ博物館開館1周年を祝う会」が催されました。
 
 大津市の鳥飼さんがおっしゃっているように、ヨシ博物館は、ヨシ保全やヨシ文化の発信に大きな貢献を果たしてきただけではなく、「ヨシ」をキーワードとしてさまざまな分野で活躍している人たちの情報交換や交流の場としても大切な場所になっています。
 
 この会のタイトルを「ヨシをよしとするゆるやかなネットワークづくりに向けて」としたのは、ヨシに対する取り組みにちがいがあっても、「ヨシを環境によし!」という思いで活動されている人たちがもっと、スクラムを組んで、地球を守るヨシが未来にどんどん活用されるようパワーを発揮しながら、しかし、個々の思いを大切にしたゆるやかなネットワークができたらいいのにという思いがあります。
 
 なんと、丹波さんと重野さんは試作したばかりのヨシ舟に乗って会場までやってきました。
 ヨシ舟はみんなの人気者。すぐに大勢の人が集まってきます。
丹波さん
「できるだけむずかしいこといわんと、遊ぼう、楽しもうと。いろいろ計画するけど、途中で変わってもええやんかと。それにしてもヨシ舟は思ったより立派にできた。」
西川さん
「ヨシ舟で記念写真コーナーをつくったら儲かるかもしれん。」
 平山一造さんによる、紙漉き体験コーナーです。
似顔絵コーナー、
 大津絵体験コーナー、
 万華鏡手づくりコーナーなど、どこも盛況です。
菊井さん
「わたしはヨシの代弁者だと思ってるんです。植物そのものは訴えることはできないので、ヨシ笛にして訴えたい。瓦の笛もそうです。鉱物と植物の関係を訴えたい。」
 ヨシ商品アイデアコンテストがありました。ユニークなアイデアがいっぱいありました。はやく何か実際に商品化されたらいいですね。
 「ヨシ博物館開館1周年を祝う会」にほんとうに、たくさんの方が集まりました。
 ヨシ笛、コカリナのコンサートもありました。
 ちゃんと話しあったら、「ヨシをもっと活用しよう」「内湖や川を大切にしよう」とみんな納得すると思うんですが、どうしてそうならないのですか。
 丹波さんも流域の取り組みをアピールしました。
西川さん
「昨年の4月4日を『ヨシの日』として、ヨシ博物館をオープンして、みなさまのご支援のもと、1周年を迎えることができました。最近では海外からも来られて、その対応にうれしい悲鳴をあげているところです。」
「そして先日、観光物産協会からこんな賞をいただきました。」
 
 (次回につづく)
Copyright (C)2001 Biwako Shimin Kenkyusho all rights reserved