奥田修三さん
安土西の湖観光

第6回

ごっこ遊び

 
2002年8月1日 菱川貞義
鬼ごっこ
赤胴鈴之介ごっこ
月光仮面ごっこ
ターザンごっこ
パイロットごっこ
 
思いだせば毎日なにかの
ごっこ遊びをやっていた気がする。
 
ごっこ遊びは楽しい。
その気にさえなれば
なんにでもなることができる。
特別に用意するものは何もない。
 
どんなごっこにも対応できる
豊かな自然がそこにあったから。
 
どんなごっこにも対応できる
子どもたちがそこにいたから。

(奥田さん)
   これは弁天島での写真。

(どれが奥田さんですか?)
(変わった写真ですが…)

 これは何でもあらへん。
 

(ええっ!?これ、奥田さんなんですか!!?)
 
 実は小さいころ、京都の花月に「俳優になりたい」っていったことがあるんや。この時分は安土から京都へ行くだけでもたいへんやねんぞ。
 
 だけど、親が漁師で、西の湖を見てきて、それで漁師になって、「よう仕事したなぁ」とかよく言われてきたけど。わたしも一生、漁師のつもりやったが、家内が亡くなってから仕事やめてしまった。そうして絵描きになろうかとか、ビデオに凝ったりして西の湖の記録を撮ったりしていたんです。昔はヨシ地がいっぱいあったんです。
 
 そんなことしてたら、丹波さんとかに声かけられて。もう、昔の西の湖を知ってるものが少なくなったから、みんなに伝えてほしいと言われて。それで自分の知っていることをしゃべったら、みんな感心するんで、わたしもこれは伝えなあかんと思うようになりました。
 
 (つづく)

奥田さんの西の湖・水郷めぐり
 まるで昔の日本にタイムスリップしたみたい。
 このまま、どこか遠くまで行きたい気分になりました。
 
 でも、多くの内湖はもうすでになくなっています。

西の湖の漁具と漁法(福沢常一さん)
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