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趣意書(案)

 穏やかな環境のなかにゆったりとしたときが流れる。ばらばらになった人の絆が再び結ばれる。贅沢が出来る訳でもなく、便利なものがあるわけではないが、安全でおいしい食材があり、ともに働き助け合い、ともに楽しむ人のぬくもりがある。

 そのような あんど(安堵・安土・アンド・AND)の里を作りたい。そんな夢と志を持った人たちが集まり、何度となく持った会合を経て、自然食品のスーパー(株)ヘルプを代表団体とし、スローではあるが着実な、正直と律儀さを背骨に持ち、相互に助け合う次の事業体(参加団体)よりなるコンソーシアム、有限責任事業組合(LLP)あんど の里 を設立する。

1)安土の里乗馬クラブ(エコツーリズムの基地、授産施設安堵の里の授産の場)

2)株式会社豊葦原会(ヨシ原などの自然景観保全、有機農業の展開、都会からの就農希望者の受け入れ、授産施設安堵の里の授産の場、自然体験学校の設立など)

3)社会福祉法人(自然と農と牧畜を対象とする授産施設)安堵の里

4)あんどの里の情報と仲間繋ぎをネット上で展開する受発信放送局

 いま、周囲を見渡してみると、我々の生存にかかわる様々な事象、即ち、地球温暖化、生態系のほころび、人の絆の弱体化、いつまでたってもやめられぬ暴力の応酬など地球規模の安全と安心の破断が進行中である。

 我々の以上の試みは、その進行を止めるにはあまりにも小さい。

 しかし、自分達で出来る何かをしよう。この試みがうまく進めば、人間の相互信頼の回復、人間と他の「いのち」あるものとの共存、持続可能な仕事と暮らしへの切り替えなどが、ネット放送局を通じて世界に発信できるではないか。ひょっとすればそれがいくつものこだまとなって地球を覆い、我々の生存にかかわる様々な事象を変えられるかも知れない。

 このようなおおそれた志をもって我々の試みは船出する。

 

あんどの里の願い

「あたりまえ」をあたりまえにするために
おじいちゃん、おばあちゃんは
「むかしは西の湖の水がきれいやった」
「魚がたくさんいた」
「学校から帰ったら外で遊んでばかりしとった」
とわたしたちに話してくれる
でも、どうして?
そんなのあたりまえじゃないの?
どうしていまはあたりまえじゃなくなったの?

からだで「遊ぶ」のはおもしろい
森を探検する
湖で泳ぐ
虫や魚を捕まえる
花や鳥を発見する
ヨシ原で目や耳も遊ばせてあげる
でも、どうして?
わたしたちにそんな場所がないの?
わたしたちにそんな時間がないの?

みんな「ヘルプ!」と叫んでいる
助けを求めているのは森や湖だけじゃない
わたしたちもそうだけど
動物たちも相当まいっている
シカやイノシシやサルも助けを求めてやってくる
ニワトリ、ブタ、牛や馬だって
ほら、叫んでいるじゃない
でも、どうして?
わたしたちは助けてあげられないの?
聞いてあげようともしてないんじゃない?

「つながり」を大切に
社会の大人たちはいま、西の湖やヨシの大切さに気づいて
「西の湖美術館づくり」や
「ヨシを守り育て活かす」活動をはじめている
どうやら、自然となかよくするのは、ひとりではできなくて
いろんな人が自然と寄りそいながらつながると
ゆったりしたしごとをつくることができるみたい
そして、たのしいくらしが生まれるようだ
でも、わたしたちにもできることがいっぱいある
小学生も中学生も高校生も大学生も青年も
みんなつながろうよ
大人ばっかりにまかせておけないよ

あんど
「ただいま」「おかえり」
安心できる場所があると
わたしたちは冒険に出かけることができる
そういう家や村がわたしたちには必要
「助けて」といえて、助け合えるくらし
みんなでいっしょにする食事のあるくらし
みんなでいっしょに働くしごとのあるくらし
そして、遊びもいっぱいつくります

AND
やすらかなる「あんどの里」
そして、安土と近江八幡、安土と琵琶湖、安土と日本
安土と地球もやすらかにつながる未来をつくっていく
「あんどの里」づくりをすすめると
そうすれば、やがて戦争をしないですむくらしが獲得できます

これが、わたしたちの使命です

 

あんど憲章

1)利益追求を第一義としない。

2)周辺自然環境との調和を旨とし無用な開発を排除する。

3)地域農業の振興を図る。但し、無省農薬有機栽培を基本とする。

4)安全でおいしい食べ物づくりをめざす。

5)人と人との絆の維持・拡大。

6)相互扶助を基本とする。

7)金と物を二次的なものとし、心豊かな場所と時間を創り出す。

8)志を同じくする人達に門戸を開放する。

9)全国、世界に“あんど計画”を発信する。

10)非都市圏のあるべき姿、循環型地域の提案をする。

11)大量生産・大量消費を否定する。

12)あんどは生産・生活共同体である。

13)構成メンバーの終いの住処をめざす。

 

  

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