2003年3月27日 百木一朗
コクヨのエコ文房具販売 第3回

この「プリットスティックのり」は詰め替え式。これも環境に配慮した商品例といえます。

 グリーン購入とは、環境への負荷の少ないものを今後は買うべきであると規定している法律(グリーン購入法)にそった購入です。国などの公共機関はこれにもとづいて買うよう義務づけられています。一般企業や国民もできるだけそうしてくださいとされ、その対象商品にはマークが付けられています。

 販売の第一線で活動している高橋さんの実感でも昨年くらいから急に関心が高まった印象があるそう。

 環境の意識に目覚めた企業が取り組む事として文房具はとっつきやすい事もあるのでしょう。
「グリーン購入するにはどうしたらよいか」と尋ねられることがよくある。そこで「アットオフィス」オーダーシステムを勧めている。

 これはインターネットやファックスで注文すると品物が届けられるしくみですが、特に社内のパソコンネットワークからインターネットで発注することを想定しています。候補選びをして上司に承認をもらうのもそのソフト上でできます。環境対応商品だけを検索することももちろんできる。それを「お気に入り」に登録しておくと繰り返し注文がはやくできます。手間削減はコスト削減になり、省エネルギーになるでしょう、というわけです。

 さらに、発注の記録データが活用できる利点があります。後からでも、何をどれくらい買ったかチェックできます。そして、グリーン商品をどれくらい含んでいるかを集計することもできます。
 データをダウンロードし、加工して環境対応商品購買比率を算出できるのです。企業としては『我が社はグリーン購入をして頑張っていますよ』と言いたいわけですから、その書類づくりをするのにデータが必要だが、これを使えば改めて表づくりをしなくてもすむというのが「ウリ」なのです。

(つづく)
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